酔狂しか通らない遊歩道

野蛮人の紙工作

タシカニ

走らない模型を作って、それを素材にAIで箱絵にしたりして遊んでいます。ある意味、創造と破壊。下手なりに時間かけて一生懸命作った模型が、一瞬で怪しげな絵に変わってしまうのを見て喜ぶM気質。ただそれだけが趣味の無粋な男です。 拙作をご笑覧ください。

「技能」と「技術」は似て非なるもの。

「技能」は生まれ持った才能を含み、センスにかなり依存するもので、例えて言うなら誰も真似できないその人ならではの投球テクニックのようなものらしいです。一方、「技術」は人が人に教えることができる。すなわち伝授できるものとか。再現性があるということですね。これは「特許」の要件まさしくそのもの。特許技術という言葉は聞いたことあるけど、特許技能というのは聞いたことがありません。そのとおりのやり方をすれば、誰がやってもできる。偶然そうなった、というものでは特許は取得できない。技術は学校で教わることができるし、学校でなければ代わりに教本やYouTubeでも身に付けることができる。そういうことであります。

模型製作に関して。腕と名のある方々が記した教本が多く出版されていて、僕もいくつか持っています。塗装技術に関するものだったり、3Dプリンタ抜きで、バキュームフォーム技術を使ってフルスクラッチでカーモデルを自作する本とか。でも、そういう本、もう積まれているだけで開くことがないです。内容をしっかりマスターしたから。いや、違います。全く逆です。高等すぎて、ムリだったから。

教本になっているということは、そこに書かれていることは再現性があることを前提にしているわけです。著者の自慢本でもない限り「ありえねー」という内容であってはならない。読んでいるときは、自分にもできそうな気になる。読者がそうなってくれないと教本として手にとってもらえないから、書く方も困りますよね。でも、僕は多くのことが再現できなかった。教本だから「できてあたりまえ」なんです。本のレビューを読んでも、「ありがとう」みたいなことが書かれている。凹みますよね。同じ本の内容を真似して、著者の目論見どおりにできる人がいる一方、僕はできなかったんだから。

僕には、あたりまえの技術がない。

でも、作ってみたいから、作るんです。その名著の数々で解説していたやり方を回避して模型を作ろうとする奴が、実行するとどうなるのかを恥ずかしいけど、晒します。僕は、これまでの人生で、何かで人の見本になれたという自覚も自信もありません。やれることといったら、そういう「模範」的なことではなくて「こんな奴でも(出来はどうであれ)なんとかなるんだな」と思ってもらえるようなことを晒すこと。上からではなく下からのアプローチ。「この程度ならおいらでもできるじゃん」と感じて、チャレンジするきっかけになれば嬉しいです。もっともっとカッコいいヤツを作ってください。鉄道ネタであれば、鉄道に興味がない人でも、思わず「渋い!」と唸るような。情景制作で名のある凄い人たちでも、こっちの世界にはあまり手を出していない。渋くてカッコいい情景がいくらでもあるじゃないですか、鉄道界隈には。いろんな人にそれをやって欲しい。僕も見てみたい。

画像データをいろいろ見ていたら、当時の僕が制作の断片を記録していたものが出てきたので、それを使います。ブログなどで工程を子細に人に見せる前提で撮っていないので、かなり手順が飛んでいるところはご容赦ください。その頃の僕は、ブログとかやろうとは露とも考えていなかったので。ただ、Facebookで「これからやるよ」あるいは「こんなの作った」みたいな書き込みはしていたと思うので、それ用の画像の数々だと記憶しています。

断頭されたED75をつくります。

車体の材料には工作用紙を使います。慣れた人は紙にも拘りがあるようですが、僕はそれがありません。スタートからしてこれ。

多くの人は、事前に設計図を作成します。僕は、その場その場での現物合わせ的なやり方。アバウト感炸裂。ただし、寸法図は絶対欲しい。それから換算します。今回は1/18。せっかく自作するなら鉄道模型で市販品がないサイズでやりたい。キット組めばいいじゃん、とかいうのは今回は嫌。豪邸に住んでいません。邪魔にならないギリギリの大きさで、なおかつ小さすぎないだろうということでスケールを決めました。

「図工の時間」みたいなのができました。

Rのついた屋根を作りました。強度を持たせるために、アルミ缶を切ったものの上に工作用紙をベタベタ貼ってあります。素人クセー。

このあたりの作業工程がまさしく小学生の図工レベルです。パテを行き当たりバッタリ感マシマシの中、盛っていきます。拙作「検修庫」の説明でスーパードライの空き缶って書きましたが、よく見たら「金麦 糖質75%オフ」じゃないか。記憶違いでしたね。

パテをヤスっては盛ってを繰り返しているようです。そのあとサフを吹いてる。

貫通扉の制作。プラ板を併用。

Hゴムは紙を切り出して制作。

長くなりそうなんで、今回はこの辺で。もう少し画像が残っているので、続きはまた今度。

突っ込みどころ満載祭の工程だと思います。上を目指せばキリがない世界。ヘタッピの作業の一面を晒しました。また、開き直ります。所詮、趣味は自己満足。そして、最後に、

「いや~、模型って本当にいいもんですね!!」

シベリア超特急

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