
好きなことを仕事にするっていうのは、どうなんですかね。専門学校とかの宣伝で「好きなことを仕事にしよう」みたいなことを言っていますが、オヤジは思うわけですよ。
「やめたほうがいいんじゃないの?」
好きなことを仕事にすると、好きなことが嫌いになっちゃうかもよ?と、意地の悪いことを言ってみます。仕事にしちゃうと、1つひとつが義務だから。気分でやったり、やらなかったり、ダメですよ。職場には嫌なクソオヤジとかいるしね、たいがい。こんな奴らと同じ釜の飯喰ってられっかよ、と思ったりする。
僕、遠い昔、関東のとある鉄道会社に採用の連絡を貰ったことがあります。クレペリン検査とかやったよね。諸般の事情で入社することはなかったんだけど、あれで行ってたらどうなってたんだろうね。電車乗るとお腹痛くなるヤツになってたかもしれない。今の仕事、転社は繰り返してますけど、畑には30年いる。よく続いてるものです。今の仕事?ええ、大嫌いですよ。健康のためのトランポリンすら続かなかったのに、よく続いている。逆に言えば、仕事と言うのはそのくらい強制力がある。生きていくために仕事してるのに、仕事で病むとか。人の世ってなんなんですかね。模型でも作りましょうや。
みなもすなる製作記といふものを、野蛮人もしてみむとてするなり。
慣れないことを始める前はやたらキンチョーする。なんだか重くなった腰が上がりません。気分がノラナイのです。あれ?おかしいな。夕食後、暫くして嫁さんがブチ切れ始めました。「暇なら皿ぐらい洗え!平日は一切家事をやらないつもりか。上等だぜ!」みたいなことを言っているので、部屋に逃げ込みました。スイッチ ON。これで作業が始められる。ありがとう。ベイビー・アイラブユー。
過去の間違った買い物。サイズが合わず転がっていた25×15×15cmのディスプレイケースに収まる何かを作ってみようと思います。「出来上がったものは神の視点ではなく、犬の視点で見てみたい」ということでスケール検討。このケースに鉄道車両を入れます。1/150であれば自由度は高いのだけれども、犬の視点で見たいので、もっとデカいヤツ。1両丸々は入らないので、カットボディになるのは仕方がありません。床下を表現しなければ、結構、デカいのもいけるかも。床下が無くても「らしく」見せるのであれば、ホームに停車中の姿になるでしょう。

思い切って、1/24スケールで20m級の車両1両をぶった切ります。横幅が25cmしかないので、約1/3両分の表現になりますね。1/35とか1/48も考えたけれども、車両のカットが中途半端になりそうなのと、フィギュアがそのぶん小さくなってしまうので、悩んだ挙句にそれはやめました。
頭に浮かぶ風景を整理して、車両は50系51形客車で行きます。今回は極力、短期決戦にしたい。製作記なるものの練習も兼ねておりますゆえ。そういうことですので、車両も工作に時間がかかる部分は扱いません。妻面とか作らない。車体側面のみ。しかもドアも表現しない方針。

工作用紙をカット。車体側板です。客室窓4つ分しかない。思い切ったことするのう。



窓をくり抜きました。スポンジヤスリで縁を整えて、瞬間接着剤で補強。窓を設けるための開口部で外板の厚さがバレてしまいます。工作用紙1枚の厚さでは鑑賞に堪えられないので、厚みをつけます。開口部より若干小さい、厚みを稼ぐための別パーツを用意して、貼り付けます。接着後は段差部分に瞬間接着剤を流し込む。隙間も塞がるし、強度もでます。このパーツの縁も瞬間接着剤で補強。ここにできた段差は、のちにパテを盛って傾斜を付けますが、ヤスリがけするときに工作用紙を傷つけないためにも、瞬着での補強は大事だと思って、僕はよくやっています。




間抜けなものが目の前に。下手すると鉄道車両に見えないものが出来上がるかも。窓が開いた壁かプレハブ小屋の一部分みたいな感じになってしまうかもしれない。窓がバス窓とか2段窓なら「らしく」見えるのかもしれないけど、こいつは寒冷地用の小さな一段窓。シンプルなだけに難しいかもしれない。
醤油、豚骨、塩。ラーメンで一番難しいのは塩ラーメンであると聞いたことがあります。シンプルなだけにごまかしが効かないらしい。今回作ってるこれは塩ラーメンじゃないかと思い始めました。のっぺりとした車体外板の一部分で、これは列車ですよ、って表現できるのかいな。引き算の美学。難しいところに踏み込んじゃったよ、おい。
追い打ちをかける事態。何になるのかわからないこいつを眺めていたら、なんか気持ち悪い。「窓、低くねえか?」
図面を改めて見てみると。


実物大で150mm足りてない。見落としていました。何も考えていないと、こうなる。実はこれ、前も同じことやってる。
学ばねエな!monkeyかよ。動物園に帰るしかないのかな。それとも、わざとやってんのか?クソボケだよなア。
工作用紙をダブリングして、不足分を裾に足します。補強のために厚くしてるんだと、言い訳します。

製作記って、書いててつまらないですね。テンションあがらない。こんなの書いてるヒマがあったら、工作進めたほうがいいような気がする。読んでるほうもつまらないでしょ?
やめようかなー。
まあ、しかし。
「いや~、模型って本当にいいもんですね!!」
シベリア超特急
【続く予定】

