
80年代CITY POPが聞こえてきそうな箱絵になりました。駅便所なんだけど。
壁式小便器、常に湿った床、チリ紙販売機、列車の発車をがなりたてるように伝えるダミ声の構内放送。そんな国鉄ターミナル駅の喧噪の中にある「便所」をイメージしながら作りましたが、仕込んだ照明が効きすぎたのか、喧噪というより静寂が強調されてしまいました。
相変わらず張り紙の日本語が怪しいですが、無問題。箱絵の雰囲気は気に入りました。
国鉄駅の定番アイテム、壁式小便器とトルコ式和式便器(なんという日本語)の印象は強烈に残っています。子供の頃、身長が低いものだから、壁式小便器は怖かった。目の前に小便を浴びせ続けられてきた強面が迫ってくる、あの威圧感と異様さも、今では懐かしい思い出。
僕にとっての昭和はセピア色ではないんですよね。東京オリンピックとか大阪万博とか、0系新幹線とか151系とか、そこはちょっと違う。オート三輪、知らんし。昭和昭和昭和昭和言っても、僕の昭和は末期のほんの短い期間のイメージ、そこに凝縮しています。オリンピックとか万博じゃなくて、任天堂ゲームウオッチとキン消しだから。そこに壁式小便器が重なる感じ。知らない昭和は作れない、作らない。無理にセピアにはしません。そんな技術もないので。
ジオラマのフィギュアは固定していないので、自由に配置できます。シルバニアファミリーみたいな遊びも可能。そんなことはしないけど。
このサラリーマン、よく出てきます。もうお友達です。彼はこのシーンにも似合いました。これで見覚えのあるレインコート着てたら竹内まりやの「駅」がドンピシャで脳内に流れますよ。「あの人」が佇んでいるのは、1つ隣の車両でもなく改札口でもなく、便所なんですが。





