
チキンラーメンの調理法。みなさんは(誰も読んでないのでエア呼びかけ)チキンラーメンをどうやって作ってますか?どんぶりにお湯かける派ですか。それとも鍋で煮込む派?鍋で煮たほうが手をかけている本格派風でカッコイイのだけれども、僕は麺が柔らかくなるので、その手法はイマイチです。何人分も作らないといけないときはそれですけど。
僕は、断然、どんぶりに麺体を入れてお湯を注ぐ方が好きなんです。でも、3分待たないのです。ゴリゴリと芯が残っているヤツがいい。日清食品の人は、多分、推奨していない食べ方なんだと思います。そんなヤツは買わんでいいって言われます。何を言わんとしているかというとですね、チキンラーメンひとつとっても、いろんな好み、食する人が良しとする塩梅があるということですね。模型だってそう。作るほう、観るほうにしてもその人にとって良い塩梅があると思うんですね。漫画だって、絵が上手いかどうかは人によって捉え方が違うと思うし、ヘタウマっていう言葉もある。ストーリーが勝っていれば絵なんか二の次だと思うし、逆に絵が超絶でもストーリーがしょうもなかったら、なんか味が悪い。そのバランスで「作風」が決まるんだと思います。だから面白い。漫画家と言えば、なんだかんだ言っても大友克洋氏は僕にとって人間国宝級です。
チキンラーメンにお湯ぶっかけて3分も待たずに食っちゃうヤツが模型作ってます。繰り返します。3分待たずに固い麺を上手いと言って食ってる男です。鍋で煮ないと気が済まない人には理解してもらえないと思う模型です。鍋で煮ることに拘る方は巨匠の作品集でも眺めてください。工業製品としてのリアルな模型はKやTなどが頑張ってますので、そちらをどうぞ!ワハ。
ところで、「俺の」とか言ってるくせに、なんで本文では「僕」になっているのかという一人称問題ですが、理由は簡単です。日常会話で「俺」と言うと嫁さんに怒られるからです。「いま『俺』って言ったよね?」って怒られる。だから、文章では「僕」がお上品に語っています。「ボケ」とか「クソ」とか言いません。
豚骨でも醤油でも、味噌でもチキンラーメンでもなく、塩をチョイスして後悔している男がいます。

客室窓の部分で外板の厚みバレがおこるので、工作用紙をダブリングして、そこにできた段差にパテを盛りました。そのはみ出しをカッターナイフで除去しているところです。やりすぎると抉ってしまうので、慎重に、ではなくテキトーに。

スポンジヤスリで修正。これもやりすぎると紙が毛羽だったりするので、慎重に、ではなくテキトーに。ゴッドハンドの神ヤスが好き。しかもどんなときも10mm厚しか使わない。もっと薄いヤツが必要な精密工作はそもそもやらないのです。チキンラーメン3分待たないし、時短が魅力で行ってる1000円スピードカットの散髪ですらじっとしているのが苦痛です。2時間以上もスクリーンとか画面見てないといけない映画、観ようと思ったら途中で絶命する危険があります。

プラ棒で雨樋のようなものとサボ受けを作りました。そしてサフ吹きました。
この、板キットとすら呼べない物を眺めていたら、思ったんですよ。「これ、50系客車じゃなくてキハ22でも良くないか?」なんちゃってで行けそうな気がする。
ひとり作業です。相談できる人がそばに居たら「なんちゃってキハ22でも良くない?」って訊けるのに、そんな人は居ない。家族に訊いてもなあって思いましたが、面白そうなので、嫁さんに訊いてみることにしました。この板キットのパーツなのかなんなのかわからない代物と、宅内在庫から引っ張り出した赤2号と朱色5号の塗料瓶持って、茶の間で焼き鳥をつまみにビール飲んでいる嫁さんのところに行きました。
「ちょっといいですか?僕、いま、これ作ってる。赤を塗るとオハ51になる。朱色塗るとキハ22になりそうなんだけど、どっちがいい?」
バカにしてんのか、みたいな顔をしていましたが、「率直なご意見を」と喰らいつくと「オハとかキハとかわかんないけど、こっち」と、赤2号。「なんで?」
「かっこいいから」
風呂上がりで髪を乾かしていたお姉ちゃんに訊く。お姉ちゃんは色をチョイスする前に「そもそも、これ何なの?」
「電車」
鉄道車両の車体には見えなかったようです。窓が開いたプレハブ小屋とか壁にしか見えなかったんだろうね。作ってる本人も、窓4枚しかない車体があって、それで「鉄道模型でございます」とか言ってるヤツ見たことないもの。お姉ちゃんは悪くない。そこでお姉ちゃんも「赤がいい」と。なんで?
「おしゃれだから」
おー、そうか。やっぱり「かっこいい」とか「おしゃれ」って大事なんだな。勉強になりました。ということで、これは計画通り、50系51形のつもりで進めます。

こういう風なものを作りたいっていうアイディアは、いつでもどこでも、際限なく出てきます。でも、雑な技量では「それをどうやって作る?」という悩みが伴います。悩みというか「作戦」に頭がグルグル回ります。
どうせ、技術ではなく情念だけで模型作っているクソボケ小僧でございます。南無阿弥陀仏。


